■ 小学生用教材の評価(1教科特化型)
【1教科特化型の教材】
小学生用教材の評価(予習復習用教材1)で触れましたが、本サイトで紹介した教材は大きく分けて3つに分類できます。
1つは学校の授業の予習復習用として活用できる教材。
2つ目は中学受験用の教材。
3つ目はある科目に特化した教材。
ここでは3つ目のある科目に特化した教材について比較・評価してみます。
本サイトで取り上げた教材(小学生向け一覧 学習教材、通信添削参照)の中である科目に特化した
教材(英語教材を除く)として該当するのは
・RISU算数
・ブンブンどりむ
・論理エンジン/論理エンジン読解・作文トレーニング
・進研ゼミ「作文・表現力講座」
・宮本算数教室の教材 賢くなる算数
です。RISU算数と宮本算数教室の教材 賢くなる算数は算数、その他はいずれも国語力、特に文章力を重視した教材です。
【作文に注目する意味】
作文を重視しているのは、資料請求で届いた案内にも書いてありましたが、作文を行うことで思考力、読解力、想像力が身に付くということで、さらに言えば、
作文力はすべての学力の基礎になるということになります。
子供の算数の宿題を見ているときも、子供が問題の意味がよく理解できないことが多々あります。このような状況を見ると、他の科目もそうですが、日本語で書かれている文章を読んで勉強をしていく上では国語力が必要かつ重要であるということを実感させられます。
国語と同じように文章を読み書きする英語ではなおさらで、コラム「英語は必要なのか?」でも書いたように、私も英語で文章を書く機会がよくありますが、文章の発想は日本語であることから、英語の文章の出来不出来も作文力によります。
また、勉強ばかりでなく、周りの人間との関係を作っていく時に国語力は重要になってきます。
私(管理人)自身、日本語は知らず知らずのうちに身に付き、普段も何不自由なく使っているので、国語の授業以外で改めて勉強する、ましてや社会人になってから勉強するという発想はあまりありませんでしたが、作文や読解力のトレーニングをすることはこれまでの表現の仕方や、考え方まで変えるきっかけになるのではないかと思っています。
実際、論理エンジンはどちらかというと大人を主な対象にしているくらいで、社会に出てみると国語力のありがたみが実感できます。
私もこれらの教材には非常に興味があり、機会があれば受講してみたいとも思っています。
【算数に特化した教材】
一方で、算数、特に計算に特化した教材が、RISU算数と宮本算数教室の教材 賢くなる算数です。
RISU算数は小学校の算数全般について、基礎から応用までまんべんなく学べる教材です。小学生にとって算数は勉強嫌いになるかどうかを左右すると言っていいほど、得意不得意が別れる教科です。タブレットを使うので、図などにより頭でイメージしやすいので、算数が苦手な児童にうってつけだと思います。
賢くなるパズルは、単なる計算えではなくひらめきや思考力といった、通常の知識詰込み型の勉強では得られない能力を訓練することができると思います。実際にやってみると、大人でもなかなか難しい内容です。脳トレという位置づけで大人でも十分活用できると思います。
これらの教材は、算数や国語の教材のように、学校の授業や受験に直結した内容ではないので即効性はないかもしれませんが、子供の中学以降の学生生活、さらには社会人になってからも役に立つという意味では一番の教材で、子供にやる気があれば試してみる価値はあると思います。