子供のための家庭学習教材比較

幼児・小学生の家庭学習教材を比較しています。実際に使用した体験談や情報もお届けします。こどもちゃれんじ・進研ゼミ・Z会・天神などの情報が満載です。

 

■ 進研ゼミ小学講座

 ベネッセの家庭学習教材です。小学生の学年ごとに「チャレンジ○年生」が毎月届けられます。紙媒体か、チャレンジ・タッチという専用タブレットでの学習方法のいずれかを選択します。タブレットの場合はコンテンツが毎月配信される仕組みです。紙媒体の場合の流れを以下のとおり説明します。
【教材の内容】
 添削問題付のテキスト「チャレンジ◯年生」とドリルが主な教材です。
テキストは、通っている小学校の教科書タイプ別のテキストです。 問題の本質を理解するために暗記や演習の繰り返しだけではなく、問題に取り組むときに、 「どうしてそうなるのか」と、子供が自分で考えることを盛り込んだ教材になっています。
ドリルは、重要単元を基礎から応用までしっかり学習できる別冊の問題集(国語・算数)です。高学年からは子供の習熟度に合わせて「標準コース」と 「挑戦コース」を選ぶことができます。
添削問題は赤ペン先生で有名です。毎月1回、その月の総仕上げとして「赤ペン先生の問題」に取り組むことで、その月に学習したことが身についたかどうか、確認することができます。 なお、赤ペン先生は、「進研ゼミ小学講座」独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容や力を伸ばす 指導法などを専門に学んだ先生で、1年間ずっと同じ赤ペン先生が担当するので、各人の特有の強み・弱みを把握した指導がなされます。
また、進研ゼミの最大の特徴として、理解をサポートするためのさまざまな教具が毎月付録されており、非常に充実しています。
なお、タブレットの場合も分量は同程度ですが、紙媒体と異なり、音声や動画の解説に従いながら進め、問題を解いたら答え合わせは自動的にしてくれるしくみです。ただし、赤ペン先生は従来通り紙媒体で行います。
【学習の進め方】
 1年生と2年生は国語と算数のテキスト(毎月1冊)→漢字と計算のドリル(毎月1冊)→赤ペン先生の添削問題(毎月1枚)という流れで毎日10~15分程度で完了できる内容になっています。
3年生と4年生は国算理社のテキスト(毎月1冊)と国算のドリル(実力アップチャレンジ:年3冊)→国算の赤ペン先生の添削問題(毎月1枚)→実力診断テスト(年3回)という流れで理解→確認→診断を行います。
5年生と6年生は国算理社のテキスト(毎月1冊)→4教科実力アップチャレンジ問題集(毎月1冊)→実力診断テスト(年3回)に加えて、国算の赤ペン先生の添削問題(毎月1枚)があります。基礎から中学受験までカバーした内容になっています。さらに、中学受験用としてさまざまなオプション教材も用意されています。
3~6年生はオプションを付けなければ要する勉強時間は1日あたり20分程度です。
【教材の位置づけ】
 学校の授業の予習復習から中学受験を見据えた学習まで対応できるようバランスのよい教材がそろっています。また、充実した付録も継続のモチベーションになります。

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【進研ゼミ小学講座】
 

■ Z会小学生コース

 大学受験で実績のあるZ会の家庭学習教材です。小学生の学年ごとに毎月届けられます。
【教材の内容】
添削問題付のテキストが主な教材です。テキストは4教科(1,2年生は2教科)が1冊にまとまっていて、全国の小学校で使用している教科書ごとに対応しています(国語は除く)。 国語ではさまざまな文章を読むことで読解力を深め、幅広い知識・考え方を身につけることを目標にしていて、題材として教科書と異なる文章を取り上 げています。算数・理科・社会では学校で使われている教科書に合わせてZ会が独自編集した教材が、標準的な進度に合わせて届けられます。
また、3年生からは、紙媒体以外にタブレットコースも選択できます。
【学習の進め方】
 1年生と2年生は国語と算数のテキスト(毎月1冊)→国語と算数のドリル(毎月1冊)→国語と算数の添削問題(毎月各1枚)という流れになっています。
3~6年生には標準コースと受験コースがあります。
標準コースは国算理社のテキスト(毎月1冊)→国算理社の添削問題(毎月各1枚)→実力診断テスト(年1回)という流れになっています。
受験コースは国算理社のテキスト→ドリル問題集→国算理社の添削問題でZ会オリジナルカリキュラムによる単元学習を徹底し、受験を見据えた学力を身につけることのできる内容になっています。3・4年生は月1回、5・6年生は毎月2回となっています。
これらの教材は前月に届き、当月に勉強して提出して、翌月返却されるというサイクルです。また、6年生には志望校対策に特化したオプション教材もあります。
【受験コースの特徴】
 受験コースは重要難関国私立中学の入試を突破できる力を家庭で効率的に養うことを目的として、4年生から前倒しで単元を進めます。中学入試に必要な内容を単元別に学習する「カリキュラム履修期」を6年生の7月までに終了させ、8月以降はより実戦的な演習問題に取り組む「入試演習期」と位置付けられています。「入試演習期」で早い段階から、実践的な学習を行うことで、志望校を意識した勉強ができ、対策を立てていくことができます。また、志望校に応じたレベル別教材や、入試科目や受講目的に合わせた1教科からの受講の他、教材だけ、またはてんさく問題だけの受講といったように 受講形態が選択できるなど、家庭での効率的な受験対策として、また、塾での勉強の補完として活用できます。
【教材の位置づけ】
全学年において、テキストは教科書とは異なるZ会オリジナルの教材で、学校での学習とは視点の異なる、深く考えることのできる内容になっています。難関といわれる中学の受験にも実績があることから、レベルは高めです。

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Z会小学生コース
 

■ まなびwith

 小学館の家庭学習教材です。小学生の学年ごとに毎月届けられます。
【教材の内容】
考える力や柔軟な思考力、発想力を伸ばしていくことに主眼を置いており、内容は教科書準拠ではありません(新学習指導要領に基づき、その学年で学習する内容には対応)。
基本教材は、国語と算数、「思考の達人ツール」(自分の考えを深めるために使う図)が1冊にまとめられたワークブックと、添削テストが毎月届けられます。国語・算数は、学年×10分(3年生なら30分)を目安に、計20回程度です。
理科と社会は小3-6が対象で、1年間で学ぶ内容を1冊にまとめられたワークブックが新学期に届けられ、各項目の導入マンガと理科実験映像も用意されています。
英語は、RPG風のスゴロク型アドベンチャーゲームで学ぶ形の教材で、小1~小6コースそれぞれに用意されています。
【学習の進め方】
 全学年とも、国語・算数・思考のワークブックを実施→ヒント・解説映像で分からなかった部分を確認→国語と算数の添削テストという流れになっています。
【教材の位置づけ】
国語・算数の基本的な学習内容に加え「作文」「読解」「文章題の図化」「図形」に力を入れたオリジナル教材で基礎学力を身につけていけるよう構成されています。低学年のうちから、文章読解学習や、小学校の授業だけでは習得しにくい論理的思考力を育てるパズルのような問題に取り組むもの他にはない特長です。また、教科書準拠ではないので、学校の進度を気にすることなく、子供のペースで計画を立てて進めることができます。

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■ ブンブンどりむ

 どりむ社の家庭学習教材です。すべての基礎となる「読み書き」、その中でも重要な「書く力」を伸ばしていくことに絞った通信学習です。小学生の学年ごとにテキストと提出課題シートが毎月届けられます。
【教材の内容】
テキストと提出課題シートが主な教材です。テキストは、書く力、読解力・記述力、想像力、思考力のそれぞれを養成する4つのパートで構成されています。6年生では長文を読解して解答を記述する力の養成はもちろんのこと、国語・算数・理科・社会の知識を縦横に活用して、文章にまとめあげる新しい国語の力を 完成させることを目的にしています。
提出課題シートでは、テキストの内容の習得を確認します。赤ペンコーチの添削指導がびっしり書きこまれたシートが返ってきます。ほめて伸ばす方針の下、課題提出率80%の 実績があります。
【学習の進め方】
 作文指導を中心としたテキストを実施(1日10分程度)→課題提出シート(月2回:毎月5日と25日)を実施という流れが基本です。約2週間で赤ペンコーチの添削結果が返ってきます。
【教材の位置づけ】
 「ブンブンどりむ」は、他の教材とは異なり、国語力を育てるための作文通信教育教材です。これは理科や社会の教科書を読むときも、算数の文章題を理解するとき、人との関係を作っていくとき、何かを考え、表現するときにも、「国語力」は必要であるという考えに基づいています。

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 齋藤孝先生監修の作文通信教育「ブンブンどりむ」