子供のための家庭学習教材比較

幼児・小学生の家庭学習教材を比較しています。実際に使用した体験談や情報もお届けします。こどもちゃれんじ・進研ゼミ・Z会・天神などの情報が満載です。

■ 小学生用教材の評価(学習・通信添削教材-内容)

【家庭学習教材の分類】
本サイトで紹介した教材はそのタイプを大きく分けると3つに分類できます。
1つ目は、家庭に届けられる教材を用いて自分で学習を進めていく教材
2つ目は、ある科目に特化した教材
3つ目は、ネットを使って双方向で進めていく教材

ここでは1つ目の家庭に届けられる教材を用いて自分で学習を進めていく教材比較・評価してみます。
本サイトで取り上げた教材(小学生向け一覧 学習教材通信添削参照)の中で1つ目の教材として該当するのは以下のようになります。

(通信添削なし)
天神小学ポピーGambaエーススマイルゼミ

(通信添削あり)
進研ゼミ小学講座Z会小学生標準コースまなびwith


 実際にどの教材を選ぶかはそれぞれの子供の性格や学力、勉強時間などといった状況によって異なります。そこで、これらの教材を内容、量、費用といった観点から比較してみます。

【教材の比較~教材の内容】
 教材の使い方として一般的である、家庭での予習復習を想定した場合、教材の内容が教科書準拠であるかどうかが大きなポイントとなります。

 教科書準拠の教材は子供が学校で使っている教科書にぴったり合った内容で、目次、単元名、内容、ページなどが教科書に合わせて編集されています。実際、受講の申し込みの際に、どこの会社の教科書を使っているか聞かれます。

 また、教科書準拠教材の利点は教科書の表現では解りづらいところをさらに丁寧に解説されているので、家庭で無理なく授業の予習復習をすることができます。

 さらに学校でのテストは、ほぼ教科書の範囲から出題されるので、「教科書準拠版」の教材をきちんとこなしておけば、テストで良い結果が期待できます。該当するのは次の教材です。

教科書準拠教材
天神進研ゼミ小学ポピーGambaエーススマイルゼミ

 一方、教科書に準拠していない教材もあります。
 例えばZ会小学生標準コースのように独自のカリキュラムで、長期的に役立つ根本的な学力向上を狙いにしているような教材では学習指導要領で削減されたり、先送りされたりした内容も必要に応じて盛り込まれています。
 また、まなびwithも同様に、論理力や思考力を深め自分の力で問題解決する力を養うことを主眼に置いた独自の教材になっています。

 このように、教材を提供する会社の考え(他社との差別化など)によって異なりますが、教科書準拠でない教材はそれぞれの意図している所を把握した上での受講が重要です。該当するのは次の教材です。

教科書非準拠教材
Z会小学生標準コース※1、まなびwith

 教科書に準拠していないものは、基本的に教科書とは関係していないので、小学校との授業と、教材の内容を切り分ける必要がある場合があることから、子供にとって学校で勉強したことがそのまま復習できると、頭に残りやすく、負担も少なくなることがメリットであると言えます。

 一方で、子供がどんどん先に進んでいくタイプであると、物足らなさを感じてしまい、せっかく教科書に沿った教材でも普段の授業の内容とギャップが生じて、メリットが生かせないことも考えられます。このように学校の授業はある程度理解できていて、学習意欲がある子供にはZ会や、まなびwithのような独自のカリキュラムをもつ教材がいいと思います。


(※1)Z会は国語以外の科目は教科書に近い内容ですが、教科書よりも一歩踏み込んだ内容や応用問題も扱っています。「標準」といってもやや高度な内容になっています。国語の教材はオリジナルカリキュラムとなっていますので、全体として教科書準拠と非準拠の中間に位置する教材と言えます。

⇒ 小学生用教材の評価(学習・通信添削教材-量・費用)につづく