■ 小学生用教材の評価(学習・通信添削教材-目的別)
【目的別お勧め教材】
小学生用教材の評価(学習・添削教材-内容)、小学生用教材の評価
(学習・添削教材-量・費用)で家庭学習教材の内容、量、難易度、費用を比較・評価しましたが、実際にどの教材を選ぶかはそれぞれの
子供の性格や学力、勉強時間などといった状況によって異なります。ここでは、目的別にお勧めの教材を選んでみることにします。
◆学校の宿題だけでは勉強量が少ないので、学習する量を確保させたい
基本的にどの教材を使っても対応できます。あとはどのくらいさせた方がいいかということによってどの教材を選択するかが変わってきます。
とにかく勉強量を多くさせたいのであれば「小学生用教材の評価(学習・添削教材-量・費用)」で示したように
分量の多い順に検討してみるといいと思います。
◆学校の勉強についていけないので、なんとかしたい
学校の授業の復習ができる教科書に準拠した教材を選択すべきです。教科書準拠教材の利点は教科書の表現では解りづらいところをさらに丁寧に解説されているところにあるので進研ゼミ、天神、小学ポピー、スマイルゼミ、Gambaエースといった教材がいいと思います。
また、この中でも、分量的に少な目になっている小学ポピー、Gambaエースといった教材だとそれほど抵抗なく取り組めるかもしれません。
◆学校の授業よりも高度な内容を勉強させたい
最適な教材はZ会小学生標準コースです。学校の授業とは異なる内容で、発展的な内容にも対応できるのでお勧めです。
また、進研ゼミも「パワーアップチャレンジ」で発展的な内容を扱っているのでいいかもしれません。
ただし、気をつけないといけないのが、学校の授業で学んだこと以外の内容に取り組むので、子供によっては難しすぎたり、勉強時間が多くなりすぎたりすることによって負担となり、長続きしなくなってしまうことがあるということです。特にZ会小学生標準コースは結構な量があるので、子供自身にある程度目的や勉強に対する意欲がないときついかもしれません。
◆自分のペースで進めさせたい
基本的には教科書準拠の教材で、通信添削がないものがいいと思います。毎月の添削問題があると、どうしても添削問題の提出にペースを合わせる傾向になってしまいがちです。学校の授業の予習として学校の授業よりも先に進んだり、ちょっとよくわからないという部分があれば、前に遡って復習するといった具合に、余裕をもって自分の勉強したいところに取り組みやすいという点では小学ポピー、Gambaエースといった教材がおすすめです。
また、教科書にとらわれないという意味で、独自のカリキュラムの教材を提供しているまなびwithもいいかもしれません。論理力や思考力といった学習の根本の部分を磨いていくという観点で長期的な視点で勉強できます。
また、天神のようなパソコンを利用した教材は自分の強化したい単元を選ぶなり、学校に合わせるなり、好きな時に好きな内容を自分のペースで勉強するのに適していると思います。
◆家であまり勉強しないので、勉強をする習慣をつけさせたい
この場合は、分量の少ない教材がいいと思います。少なめの量をこなすことで、達成感が生まれ、勉強に対する意欲も湧いてくるのではないでしょうか。特におすすめなのはGambaエースです。この教材はプリント形式なので分量的にもとっつきやすく、自分が必要とするプリントだけ取り組んだりすることもしやすくなっています。費用もこの手の通信教材では最も安い教材なので、仮にせっかく取り始めたのに、子供が手をつけなくて無駄になってしまった場合でも、親にとってはあきらめがつくので、気軽に子供に与えられると思います。