随 想(思いつくまま)

(5/4) 意見広告紙面私案
 紙面作成にあたっての所感
 意見広告の紙面作成に当たっては、市民意見広告運動と市民の意見30の会・東京との拡大事務局会議で、提案された複数の案件について討議された。私も1私案を提出した。私案が一部なりとはいえ反映されたのは嬉しいことであった。
 私は紙面作成に当たって考慮したのは、賛同者の肉声が聞こえてくるようなものにしたいということだった。広告とは言え、まず読まれるものでありたい、それには10のうち2〜3に言いたいことを絞り、対話形式でどうかと考えた。
 結局、最終紙面は足らないものを極力付け加えた総花的な、政党の選挙公報のようなものになり、賛同者の肉声とはかけ離れたものになってしまった。
しかし、2色刷りがそれを補ってくれたのは幸いであった。(5月3日の紙面はここをクリック)
 広告主が賛同者である紙面作りのほうが、運動体の主張のような紙面より、終わりまで読んでもらえるのではないかと私は思うが、一概に割り切れない問題であり、今後検討に値する問題だと思う。

私案)       下(補足)は欄外注書き、言い換え文案

戦争よ サヨウナラ!

 軍隊で国は守れません

★日本はギョウザ(食料)もガソリン(エネルギー)も輸入に頼っている国です。戦争は出来ません。それとも過去の失敗を繰り返しますか?
    ○どこの国とも仲良くするしかないと、私たちは考えています。出    来ることなら丸腰で付き合いたいですね。

     (補足)
     軍隊があれば食料もエネルギーも思いのままになるとお考えです   か。仲良くするにはどうすればよいか知恵を出し合いませんか。

  この前の戦争の後始末もつけてもいません。せめて「二度と戦争   しません」という約束だけは守りたいですね。


★税金は年々高くなり、毎日の生活が日増しに苦しくなっていくと思いませんか?あなたは憲法を変えたほうが、良い国になるとお考えですか?

○私たちは今の憲法を変える必要はないと考えています。軍隊を公認すると、今より福祉の予算が削られ、市民の生活はもっと苦しくなると思います。

軍隊は“金食い虫”です。

(補足)

政府が憲法を粗末にしているからです。最低生活を保証する憲法25条が画に描いた餅になっています。

★本当に軍隊が必要とお思いでしょうか? 

○武力で物事が解決しないのは明らかです。現にイラクは泥沼化しています。

私たちはイラクに自衛隊を出したのは間違いだと思っています。まして今後も恒久的に出すなど、もってのほかです。

(補足)
「軍栄えて国滅ぶ」という言葉があります。アメリカの国債を買い、お金も出しています。

★9条A項を失くして、未来に責任をもてますか?

○私たちは今の憲法を素晴らしい憲法だと思っています。そして今、全世界が日本の憲法の去就に注目しています。

憲法がぐらついているから、世の中がおかしくなっているのではありませんか。

(補足)
(公明党のポスターをターゲットに) 

★「イージス艦はけしからん」と言ったら、“非国民”のレッテルを貼 られる。あなたはこんなことを考えたことがありますか?

○かってこの国の法律は、すべて「お国のために」を優先し、市民の生活は無視されました。

★軍隊が認知されて得するのは誰だとお思いでしょうか?

 ○日本の企業が虎視眈々と機を伺っています。これを“死の商人”と呼びます。アメリカは大喜びでしょう。

(補足)
 戦争をしなければやって行けないアメリカを真似する必要はありま せん。

◎2年前、本紙読者の方々と、意見広告を通じて話し合いました。その 結果、「武力で平和はつくれない」と題した書籍に私たちの意見を纏 めました。ご覧下さい。色々な意見があってよいと思っています。そ れを許さない社会になることを、私たちは何よりも恐れます。これか らもいっしょに考えていきましょう。