■ 幼児用教材の評価(費用・総合)
【取り上げた教材】
本サイトで取り上げた教材はいずれも知育系の教材で、絵本や教具、CD・DVDが中心となっています。
0~4歳位の幼児にとっては教具を使って遊んだり、CDやDVDを聴いたり見たりしながら歌、踊り、手遊びを真似たりする
ことで言葉を覚えたり、物の形の認識など今後学習していく上での基本的な能力の発育をサポートすることが目的と
なっています。
また、5・6歳の小学校入学前の幼児にとっては入学時に必要な文字・数・生活習慣・社会ルールなどを身につける
ことと共に、考える力を育てていくことが目的になります。
本サイトで取り上げた教材は以下のとおりです。
・こどもちゃれんじ
・天神
・ポピっこ
・RISUきっず
・がんばる舎すてっぷ
・Z会幼児コース
・まなびwith
ここでは取り上げた教材の費用の比較と内容を含めた総合的な評価をしてみることにします。
【費用】
費用に関してですが、6歳(年長)の教材の年間で、高い順に並べると以下のようになります。(2019年2月時点)
※天神は費用が公開されていませんが、費用としては高い部類に入ります。
基本的に価格は教材の内容と量に応じたものになります。教材の内容にさまざまなノウハウやオリジナルなものが入っている場合などは高めになります。その点で見ると、表現力や思考力に力点を置いた課題を設定しているZ会、教材が充実しているこどもちゃれんじ…といった順序は妥当であるといえます。
一方、がんばる舎すてっぷ、ポピっこなどは教材自体がシンプルな構成であるため、非常に安価な設定がなされています。
なお、天神は費用が公開されていませんが、費用としては高い部類に入ります。教材の質・量とも非常に充実していることから、当然と言えば当然です。ただし、乳幼児用で一度購入すると0歳から6歳まで使い続けることができるので、乳幼児期のトータルで見ると他の教材に比べて費用がかかるということはないと思います。
【総合評価】
幼児教育の特徴として、将来を見越して知育や知能などの基礎的な能力の育成を重視した教材がほとんどです。映像、絵、文字、図形などの目で見るもの、歌や音など耳で聞くもの、教具を使ったあそびや工作・お絵かきといった体感するものなど、教材の内容もさまざまで工夫がこらされています。
それぞれの教材の特徴から、がんばる舎すてっぷは能動的に勉強をするタイプの教材、こどもちゃれんじは遊び感覚で学習する教材、RISUきっずは算数に特化した教材、Z会と天神は全ての要素を備えた総合的な教材という棲み分けになっていると思います。
費用を高いとみるか、安いとみるかは、子供に対してどのような教材が合っているかによるものなので、当然ながら教材の内容との兼ね合いで検討すべきだと思います。また、どの教材にするかは子供をどのように教育するかによって異なると思いますが、どの教材も継続してこそ意味があると思うので、子供の意欲や能力を見極めた上で選択することが重要ではないかと思います。