【eを使う意味】
長々とeの生まれた経緯を説明しましたが、このeという定数はその後、自然科学の分野で非常に便利な性質をもつことが分かってきました。
自然科学の世界ではある量が増加する過程が指数関数
ex
の形をしていることが多いのです。例えば水の温度が上昇するときの温度と時間の関係、放射性物質の量と経過時間の関係、細菌の増殖や分裂と時間の関係などなど、様々な物理現象を説明していく際に非常にあてはまりがいいのです。
したがって物理現象を説明するための方程式でこの
ex
は頻繁に使われることになります。このような方程式で表された物理現象を分析していく上で、方程式を微分したり、積分したり、対数をとったり、級数展開したり、いろんな演算をしていきます。
演算をしていく中で非常に便利な性質として
・指数関数
ex
を微分すると元と同じ
ex
・指数関数eの自然対数log(e)は1になる