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病原菌って何?
人が病気になる原因の一つとして体の外からきた外敵によって引き起こされる場合があります。外敵とは大きく分けて、
① 細菌
② ウィルス
③ 真菌、寄生虫、かびなど
④ 化学物質、外的刺激など
この内、①、②、③を病原菌といい、病原菌によって引き起こされる病気を感染症といいます。
薬は感染症によって引き起こされた熱や痛みのような症状を緩和させるだけでなく、これらの病原菌自体を直接攻撃
して殺してしまうという役割もあります。
薬がこれらにどのように作用してやっつけるのかを理解する前に、細菌や真菌、ウィルスとは何かを見てみましょう。
真菌は水虫などの病気を引き起こすきのこやかびの仲間で、人間の細胞と同じ、核を持つ真核生物です。
細菌はバクテリアともいい、DNAやRNA、細胞壁などはありますが、核をもたない原核生物で、病原菌以外にも
納豆やチーズ、ヨーグルトなどの発酵食品にも用いられています。
ウィルスは細菌や真菌と異なり、細胞を持たず、タンパク質の殻とその内部にある核酸からできていて、
DNAやRNAは持ちますが、自己増殖はできません。細胞を持たず、自己増殖できないことから、非生物として位置づけらます。
また、自己増殖できない代わりに他の生物の細胞を利用して増殖できるということから、非生物と生物の特徴を併せ持つといえます。