随 想(思いつくまま)

(8/15) 今年の8月15日
 8.15集会に行く
 昨年に引き続き、市民文化フォーラム主催の8・15集会に参加した.連続真夏日40日という記録が途絶える涼しい雨のなか、平和遺族会のデモを拍手で見送り、一ツ橋ホールに向かった.
 今年の標題は「新たな『平和への準備』 イラク・憲法・教育基本法を考える」であった.パート1は”グローバルな「全体主義」の今”のテーマのもと、森達也、小林正弥、高橋哲哉各氏のスピーチ、パート2は”日常から平和をつくるために”のテーマのもと広河隆一、きくちゆみ、小森陽一の各氏が自分の実践活動を語った.
 会議の模様
 パート1では、参議院選挙を終え基本的には戦争容認の二大政党時代に入った今、少数意見の受け皿第三極を如何にして構築するか、もはやそれを社共両既成政党に期待できず、市民活動体の中あるいはインターネット網からの自然発生が期待されるなど、先は見えていない.パート2では戦争する側のメデイアになってしまった現状からの独立を目指して新しいフォト雑誌[DAYS JAPAN]を創刊した広河氏、自給自足の農業生活のかたわらアメリカでの意見広告、著作活動などのきくち氏、小森氏からは「第9条の会」の事務局としての講演活動などが語られた.
 私にできること?
 今日の会から感じたことは「日本を戦争が出来る国にしてはならない」という段階は既に通り過ぎ、われわれは既に交戦国の一員、つまり戦争をし、他人を殺しているのでは、ということだった.イラクに軍隊を送り、我々の貯蓄がアメリカ国債購入に周りアメリカの戦費を賄っているのだから.こういう状況の中で自分に出来ることは何か.それは誰かの発言にあったように、身近なところで自分自身の言葉で平和への想いを語ることではないか.
 諸活動の紹介
 あまり読まれていないが、ホームページを開いている自分として、今出来ることの実践として、今日会場で配られたパンフレットの類から活動体のURLを紹介することとした.(アンダーラインをクリックして下さい)
 ○広河氏の「DAYS JAPAN
 ○きくち氏の映画「テロリストは誰」の日本版企画・製作
 ○会場で販売・紹介されていた次ぎのビデオの企画・製作・発売会社(株)シグロ
   中東レポート アラブの人々から見た自衛隊イラク派兵
   ノーム・チョムスキー イラク後の世界を語る
   チョムスキー9.11
   映画「風音」
 ○映画「にがい涙の大地から」
 ○集会等の紹介
   戦争の民営化とは何か(9・24)
   教育基本法の改悪をとめよう!(11・6)
   教育基本法改悪ストップ全国集会(9・18)
   劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク
   
 会場を出たところで一人の若者がチラシを配っていた.インターネット新聞「JANJAN」であった.私は高遠さんたちの人質事件の際以来、時折アクセスしているので激励して別れた.