随 想(思いつくまま)

(8/14) インターネットで碁を打つ
 IDはGogh
 
インターネットで碁を打ってみようと2年前にパンダネットに加入した.ニックネームはGoghと登録した.ネットにつないで観戦していると、とたんに対局申し込みがあった.相手は初物食いだったかもしれない.
 初戦敗退
 初戦は敗退した.コウのつもりが大石が当たりになっているのを気づかず打ち上げられ、万事休した.なにか足が地につかないまま終わってしまったという感じである.マニュアルを精読しないまま打ってしまったので、相手と会話方法も分からず、なんとなく終わってしまった.碁は手談といわれるように相手とのコミュニケーションが命だが、ロボットと対戦しているような無機質感は否めない.それ以来対局することなく2年が過ぎた.
 目下4連敗
 無聊なるままパンダネットにつないでみた.数百局の対戦電波が地球狭しと飛び交っている.観戦しているとニックネームに惹かれてか、オランダの3段格の某氏から対局申し込みを受けた.あいさつを発信することなく碁が始まった.変則的な碁風を感じながら打ち進めるうちに、画面に「Goghさんの時間がなくなりました」というテロップが流れた.時間切れ負けである.秒読み5分(25手)という感じがどんなものか掴めていない.画面に残り時間が刻々表示されているのだが、見る習慣が身についていないのだ.次いで打ったアメリカのぼう3段格氏との対局もまたしても時間切れ負けである(秒読み8分).これでは相手に失礼極まりない(当面は、秒読み10分に慣れるようにしなければ).日本の某氏との対戦は投了、目下4連敗である.
 無機質から有機質へ
 マニュアルを読みなおしてみた.会話の操作である.最初に挨拶を交わすのは最低限の礼儀である.局後の検討まで会話してこそ”手談”である.その努力を怠り「インターネット対局は無機質」と決めてかかるのはお角違いかもしれない.なんとか心が通い会う対極にもって行きたいものだ.
 ちなみに対局料は1局250円である.慣れるまでの授業料の域から、対話のコーヒー代の域に早くもって行きたいものだと思う.