随 想(思いつくまま)

(7/31) 選挙のお礼
 

金子哲夫を応援する勝手連     

   NEWS号外

前略

 先日は突然、金子哲夫に対する投票依頼書面を差し上げ、面喰われたことと存じます。

ご承知の通り選挙結果は得票数37,835票という惨敗に終わりました。

10万票前後の得票を見込み、可能性ある選挙として皆様にご支援をお願いした私としても予想外の結果となり、親身になってご支援くださった皆さんに対し心苦しく思っています。候補者の力量、社民党という政党の体力が及ばなかったと申し上げ、ご了承いただきたいと存じます。

金子自身も
 応援してくださった方々に心からお礼とお詫びを申し上げます。
 選挙の結果、与野党逆転はなりましたが、改憲阻止という観点からは、むしろ危険水域に入ったと思います。また、「原爆しようがない」発言も、ヒロシマから反核議員を出していないこともその一因だと思っています。議席を奪い返すことができず本当に残念でした。全力投球しましたがこの様な結果となり、正直ショックを受けています。しかし、改憲阻止、核廃絶の闘いはこれからが正念場だと思います。これからも地道な活動を続けていきたいと思います。ありがとうございました。
 

と話していました。

 勝手連ニュースは親戚をはじめ、市民運動の同志、旧友知人あてにかなり配りました。その結果、Aさんからはブータンでは国権の発動に武力を行使しないと定めた憲法ができつつあるという、ブータン在住の娘さんからの話があったし、Bさんからは旧満ソ国境からの「我が避難の記」が送られてきた。孫に残すために書いたというこの小冊子を、私が手伝っている「市民意見広告運動」の事務局で回読したところ、涙が出て止まれなかったという人もいて、戦争体験を書き残す作業の意味をあらためて痛感しました。カンパを送ってくださったCさん、得意先をはじめとして、かなりの数のかたがたに金子さんを頼んだとの電話を頂いたDさん、そして何人かが、紹介はがきには書き切れないからと、知人の住所氏名を書いて下さった。妻も友人から、「二大政党制と言いながら実際は一党政治と変わらない、社民党にソフトな役割を担ってほしい、改憲に対する不安がある、頑張って!」と、こちらからのお願いに対して沢山の返事をいただいたのも、近来にないことでした。

  選挙結果を報ずる新聞(朝日)の同一紙面に、小田実さんご逝去の記事がありました。私の尊敬する作家です。平和憲法の理念を実現するために身をもって行動された方でした。ご冥福を祈るとともに、今後とも平和憲法を次の世代に渡したいとの、決意を新たに行動することを誓って、お礼とお詫びの言葉とします。

ありがとうございました。                       敬具