随 想(思いつくまま)

(6/28) 今こそ軍縮を
 今こそ軍縮を
 この国はかって「国民総層中流」を誇った。戦争の特需で儲け、熱帯雨林伐採によるゼネコン国家という批判は、ひとまず置こう。そして今、貧富の差が激しい、年寄りを粗末にする国となった。この解決には金が要る。果たして消費税率引き上げしかないのか。そこで提案したい。軍事費の削減である。国の自衛権を否定する人はいないが、武力による自衛しか念頭にない。武力によって国を守ろうとして、その犠牲になるのは、常に民衆である。

近く洞爺湖G8が開かれる。その席上、「軍事費の漸減」を発信するのだ。武力以外の方法で国を守ることを国民が真剣に考え、実績を示すならば「国際社会において名誉ある地位」はおのずからついてくるだろう。アフガンへ自衛隊を派遣するよりも有効である。あえて福田首相に進言する次第である。

(朝日新聞「声」欄に投書するつもりで書いたが、いまだ発信していない)