随 想(思いつくまま)

(6/14) パソコン、リカバリー始末記
 デッドロックの顛末
 
最近「容量不足です」というメッセージが頻出することとなった。しからば使用頻度の低いプログラムを削除せんものと、最近の使用年月日の表示を参考にばっさばっさと削除したところ、テレビが映らなくなった。やばい!リカバリーするしかないと早合点、リカバリーウイザードを起動させてから気がついた。データも消えるのではと。ときすでに遅し。20%程度進行途中にて中止。といった次第でパソコンは作動不能に陥ったのである。
 軽率というか集中力低下というか。オーミステーク!
 データの復元費用 
 ある業者を紹介され、機器を持ち込んだところ、状態はかなり悪いとのこと。つまりデータがジグソーパズルをばらばらにした状態であるとの説明。復元するには、投入マンパワー、所要日数から見積もって1〜2日の場合、25〜26万円、2週間の場合14万円程度(いずれも成功報酬)かかるという。
 説明の過程で判明したことは、プログラムの「最近の使用年月日」とは、そのプログラムに直接手をかけた場合のことで、例えばテレビが映るときに作動したプログラムの作動年月日と使用年月日とは全然別であるとのことであった。またパソコンのデフォルト後、電源の切断と接続を繰り返すごとに加速度的にデータが壊れてゆき、パソコンのスイッチが入っていなくてもコードがつながっている通電状態でも、データは壊れていくという。
 費用の点から復元はあきらめることとした。
 なお、上記見積もりの費用は無料であった。また機器は直接持ち込んだが、その引取りには手渡しはせず、宅配業者の手で返送される仕組みであった。個人情報上の配慮かもしれない。

 リカバリー実施
 データはあきらめ、マニュアルにしたがって、リカバリー実施。つまり本体購入時の状態に戻ったわけである。プリンター等の周辺機器作動プログラムのインストール、インターネットの接続設定、ウイルス対策プログラムのインストールとマニュアルを最初から読み直すこととなった。住所録などのデータは必要に応じ整備するしか手がない。データの主要部分を占めるホームページは、サーバーからダウンロードし、復元することができたのは幸いであった。
 パソコンの寿命
 今のパソコンを購入した際、「5年ぐらいは使ってください」とのことであった。94年に購入後メモリーの増設をしていないので、メインメモリーは512MBである。店頭で最近の機種をリサーチしたところ、メモリーは4GBのものが出回っていた。おそらく演算速度も比例して向上しているとこであろう。(リカバリー後、「音声、映像等の保存するには容量が少なくなっている」とメッセージが出るのには閉口)。
 5年! なるほど。そろそろ買い替えの時期かもしれない。