随 想(思いつくまま)

(5/21) ママのよっつのたからもの
 西川さんのこと
 西川さんから便りが届いた 出版のお知らせである 西川さんとの出会いは私が町内の樹木探索に明け暮れていた数年前に遡る 旅先で求めた木や 息子さんからの母の日プレゼントのアジサイまで 家の周りの草木について話題は尽きることなく弾んだ その後 樹木に対する町の人の想いが一冊の本にまとまり 読んで頂いた際 かねて書いて来られた原稿を読ませて頂いた 四人のお子さんの成長の過程で綴られた童話である 当時 本の手作りにハマってした私は 栃折久美子の」ワープロで私家版づくり」など紹介したりしたのだが その後どうなったか聞くこともなく 月日は過ぎていた 
 よっつのたからもの
 西川さんは四人の子どもさんを育てられた 少子化の時代それだけでも まさに快挙と思うのだが それにも増して素晴らしいのは 子どもさんに対する両親の愛情の奥深さである 「親はなくても子は育つ」主義の私などとは もしかして人種が違うのではないかと 率直な感想を懐いた程である この本の読者はその暖かさにすっぽりと包まれることであろう 子育て真っ最中の若き親御さんたちに紹介する次第である
 同封された紹介リーフレットから
 『春風さんが「こんにちは。」って、ニコニコごあいさつをして通りすぎていくような、あったかな午後――(「せいちゃんとインコの赤ちゃん」より)等、幼少時の4人のこどもたちの輝きに満ちた日常を、春の日差しのぬくもりを感じさせるような、馥郁たる文章で描く』 
 『すがすがしく心に浸透するほんのり心地よい子育て童話』
文芸社から出版
 
著者 : 西川ヒロコ
  出版社:文芸社 東京都新宿区新宿1−10−1 Tel 03−5369−2299
  四六版・上製・76頁 定価1,200円(税別)