随 想(思いつくまま)

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    八丈島に行って来ました
         
 八丈富士の火口丘、中央に白く光って見えるのは池、こんな池が5〜6ある 噴火後400年経つとこんなに木が繁る 道路はよく整備されている
 インターネットで検索
 伊豆諸島の観光情報をネットしたところ格安のパックがあり、これに決めた 往復飛行機、民宿2泊(朝夕食付き)25,700円也
 初日、島内一周観光バスで要所を見て回り、二日目、温泉など希望の場所へ、三日目、八丈富士に登山、山麓空港から機中の人となった
 南国の島 
 八丈島は人口約9,400人、周囲約59キロの島である(詳しくは末尾の観光案内URLにリンクして下さい) 島の植生は椰子など熱帯性植物が繁り、沖縄や屋久島と似ている 黒潮が島と三宅島の間を流れていることを知った 黒潮は時速80キロのスピードで流れているという 戦時は要塞の島で2万人を収容できる地下壕があったという(今も残っていると思う 私は、中学2年の時、四国海岸で地下壕作りの作業に動員され、敗戦を迎えたので感慨深い)
 流人文化
 江戸幕府は関が原の敗将、宇喜多秀家など1,862人を流刑に処した 罪人の多くは、いわば思想犯(学者)で、幕府は彼等の影響力を恐れたのである
 島の特産品に焼酎がある その昔穀物の醸造は飢饉を招くとして禁制であった ならばと、サツマイモの醸造方法を教えた流人がいた 住民自治に溶けこむ形でムラの生活を向上させたことを 「島酒の碑」の説明文は伝えている
 地熱利用
 高台から太平洋を一望に見渡す露天風呂「みはらしの湯」で昂然の気を養った後地熱発電所を見学した 併設の風力発電とともに島の電力の約半分を賄っているという 地下のマグマの構造など多くのことを学んだ
 海の誘惑
 植物公園内ビジターセンターの水槽には潮溜まりで採ったという極彩色の小魚がたくさん泳いでいた 黒潮が連れて来るという また一抱えもある魚拓に ところどころで出合った 釣り人にとってもダイバーにとっても魅力いっぱいの島だ これという産業もなく、ご多分に漏れず過疎の悩みを抱えた島だが、都民のオアシスとして発展してもらいたいものだ 身も心もリフレシュして帰って来た私はそう願わずにいられない
                               (03/3/12記)
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