随 想(思いつくまま)

(12/17) 経済制裁の意味を考える
 経済制裁は宣戦布告
 北朝鮮に対する経済制裁に踏み切れという声が強い 私はこう考える 経済制裁とは一種の戦争であり、宣戦布告である  薬があれば助かった命が失われてゆくなど経済制裁で泣くのは罪のない庶民である 銃で撃ち、爆撃するだけが戦争ではない 殴られたら殴り返すことができる国家にしたいと憲法改正の動きが加速している ついに日本は自らの意思で戦争を始めようと言うのか 
 ここは冷静に別の選択肢を探ろう
  9.11の同時多発テロの際 アメリカは戦争に踏み切った 全国民がカッとなって突入したもののその是非が問われている 横田さんの遺骨が偽物であることが判明し 日本全体がカッとなって北朝鮮憎しとの思いは私とて同じである しかしここで制裁に踏み切ってしまえば 何の平和憲法ぞや 平和への思いはその程度のものだったのか ここは頭を冷やして別の選択肢を探り 日本の平和愛好国のメッセージを世界に発信する絶好の機会である それは恥でも屈辱でもない
 平和という問題を考えてみよう
 護憲勢力と言われる共産党や社民党までもが経済制裁に肯定的発言をしている
 経済制裁に反対すれば票が逃げるとでも考えているのだろうか 平和憲法の改悪特に第9条を改正することに国民の6割以上が反対との世論調査がある 同時に経済制裁には6割以上の国民が賛成しているという  ということは平和憲法を守りたいという人の2割は宣戦布告に賛成しているのである こういう時こそ国民に平和を考える呼びかける勇気がほしい
 話は飛ぶが国連の常任理事国立候補の問題にせよ、非戦国家第9条を引っさげての立候補なら世界も黙ってみているわけには行かないだろう それはアメリカの属国しかない平素の行動から夢物語でしかないが 今ほど平和憲法の鼎の軽重が問われている時はない