随 想(思いつくまま)

(11/8) パソコンと囲碁対局

囲碁ソフト「天頂の囲碁4」を購入した。きっかけは武宮九段に5子局で勝ったという記事を目にしたからだ。私の囲碁ソフトに対するイメージは、着手が遅い、とんでもない所に打つなど、まだまだ人間より弱いという感覚であった。ところが5子を置いたとはいえ武宮九段に勝ったと云うことは確実に私より強いということだ。購買意欲が高まったと云う次第。

初戦は結果的に盤面ジゴ、コミ6目半負けに終わった。しかし実際はもう少し負けていたのである。勝利を確信したのか、終盤、手を入れる必要のないところに手を入れるなど奇妙な行動が見られたのである。敗者に対する思いやりなら粋な計らいではある。

一番手直りで、先、2子、3子局と立て続けに敗退、4子局でやっと「負けました」との万波棋士の声を聞いた。反省してみると敵は一瞬、カンハツを入れずに打ってくる。こちらもそのペースで打っていた。瞬間の判断力では到底太刀打ちできないのだ。また、中央重視の棋風というか、攻めにはめっぽう強いので、こちらも気を強く持たないとやられてしまう。相手はコンピュータなのだ。早碁では5子局6子局も勝利は覚束ない。

というわけでこの3日間パソコン漬け、本は読まない、ブログも書かない。ひたすパソコンの前に座り続けた。これではエコノミー症候群になりかねない。やはり自己規制の必要性を痛感した。例えば1日1回または1週1回に限るとか。

囲碁ソフトの急速な上達に驚いたと云うのが実感である。