随 想(思いつくまま)

(11/23) 憲法9条と社民党
 二大政党の危険性
 
選挙が終わって2週間になる 選挙の結果は二大政党に収斂という危険な結果となった 同質の二大政党は戦争への道である 菅直人も三鷹駅頭で辻説法していた頃のリベラルな政治指向とは趣を異にし 日本という国を危険な方向に進める役割を担っていることに本人は気がついているだろうか
 
平和憲法は虚妄か
 共産党・社民党が後退し 憲法9条は風前の灯火である 次回衆議院選挙では憲法改正の国民投票が同時に行なわれるかもしれない 事態はそこまで切迫している 「軍隊を持たない国家」が”虚妄”に終わろうとしている 我が人生を省みても虚妄に賭けた一生だっただけに思いは複雑である
 
護憲の戦略が脱落していたのでは
 憲法前文の「…平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。…」と言いながら 迷惑をかけた国々に対しての戦後処理はうやむやにしてきたし 国際社会で平和を望む国家として発言してきたとは言い難い ましてイラクに自衛隊を派遣しようとしている これでは”国際社会において名誉ある地位を占めたいと思う”といっても所詮無理な話である 護憲の戦略が欠け 闘いが伴っていなかったのである それに引き換え敵の戦略は”自虐歴史観”をはじめ なんと多彩であることか
 
国民投票を受けて起とう
 戦争のない社会 テロのない社会を今ほど世界が望んでいる時はない 解党寸前の社民党よ 国民投票を回避するのではなく 千載一遇のチャンスととらえ 遅蒔きながら護憲勢力挙げての戦略を再構築し 国民の琴線に触れる論戦展開の核になってほしい そこにしか 社民党存続の希望は残されていない 共に闘おう!