随 想(思いつくまま)

(10/22) 選挙制度の現状について思う
 選挙制度は機能しているか
 国会が解散された 近く衆議院選挙が行なわれる 
近代民主主義国家は三権分立 立法府は選挙により主権者たる国民の総意が反映される このことに何の疑問も持たずに素晴らしい制度だと思ってきた しかし最近では投票率は低落の一途である 議員は二世三世の世襲議員が多くなっている 選挙に勝つために投票組織が整備され その組織が世襲されるのである これは日本だけではなさそうである 民主主義の形骸化である どこかおかしい
 政治の矮小化
 二世三世議員が一概に悪いと言っているのではない しかし世襲議員は政治を余りにも近くで見てきたせいか 総じて気宇壮大なビジョンに欠け 小粒になったような気がする 国際的発言力を有する政治家も未だ育っていないし そうした政治土壌も日本にはないままである マスコミは日本も二大政党時代到来が望ましいとキャンペーンを広げている 余り政策に違いがない二大政党化は大政翼賛会への道である 少数意見を切り捨て 安易な二大政党時代も亦政治の矮小化である 政治が国民の信頼を失い ひいては投票率の低下に繋がっていると思えてならない 
 選挙制度を補完する新制度模索の要 
 選挙に金がかかるからと小選挙区制を導入したり 政党助成金というかたちで公金を出したり制度をいじってみたが 効果はなかった  投票率が年々下がり選挙制度が機能を失いつつあることに対し 国会自身が危機感を感じていないようだが こんなことで良いのだろうか
 国会に新しい血を入れ政治を活性化するためにも 現行選挙制度を補完する民意を問う方法が検討されて然るべき時に来ているのではないだろうか