随 想(思いつくまま)

(1/26) 故小田実氏との縁
 DVDが届く
 今日届いた郵便物の中にDVDらしきものがあった。差出人は見知らぬ名前であったが、すぐに思い当たった。小田さんの”人生の同行者”玄順恵さんからであった。最初に断っておくが、私は小田氏と特別のお付き合いはない。私は著書の愛読者に過ぎない。昨年の8月4日の告別式に一読者として参列した。それに対する返礼であった。DVDには当日の式の模様と彼の晩年の模様が1時間に亘って編集され、玄さんの丁寧な長文の書簡が同封されていた。
 大木さんからのメール
 去る22日、阿佐ヶ谷の”ロフトA”にて、「楽しく反戦」というイベントがあった。案内メールは大木晴子さんからであった。案内には、「反戦の志を持つものが一つにまとまりたいと生前の小田氏に話したら、『あなたがやりなさい』という返事が返ってきた。その言葉がずっと私の胸にあり、やっと、この会を催すことができた」と決意表明があった。
 小田氏告別デモ行進のあと、追悼にふさわしい日にしようと、大木さんがやっている、新宿西口反戦意思表示行動に参加した。そのご縁でイベントの案内を頂いたのである。
 「楽しく反戦」を実践
 「思いを共有することが自分の力になっている」という大木さんの言葉は同感である。このイベントを成功させるために自分になにが出来るかと考えたとき、或る考えがひらめいた。最近、桜の版木に彫った憲法9条条文の試し刷りを、活用してもらえたらと、あらばき印刷の通称”おばちゃん”を訪ねた。会場でのスピーチで「近くに来たら寄ってください」と言ったものの、実際に初対面の人が訪ねて来るとは思っておられなかったと思う。印刷という職業柄この試し刷り(ハガキ版)が何らかの形で利用されること、これこそ「楽しく反戦」実践だと思ったからだ。
 この5日間
 25日付け朝日新聞夕刊紙面で、大木さんたちの新宿西口反戦意思表示行動が大きく紹介された。大木さんに早速記事を見たこと、あらばき協働印刷のおばちゃんを訪ねたことをメールした。折り返し大木さんのHP「明日も晴れ」に木版9条条文をリンクした旨、返信をいただいた。
 24日は「9・11と9条」という本が図書館で目にとまり、借りてきたばかりだ。
22日から今日までの5日間、小田さんの導きで動いていたような気がする。
 「生きてる限りは元気で」ありたいと思う。感謝、合掌。