スピード
洋介
1、いつもは疲れ果てて バスにのる帰り道
ふとした気まぐれで 歩いてみたんだ
穏やかな風を感じて
いつしか桜も散って はなみずきが咲いてる
そんなことさえ知らず 灰色の景色の中
僕は暮らしていたんだろう
胸のどこかに 君がいると
気づいたことが ただうれしくて
見慣れたはずの 街並みも
なぜか違ってみえるんだ
歩く速さで 君を愛したい
急がずに 想いを重ねて
歩く速さで 生きていきたい
時には星を 見上げて
2、都会の暮らしに慣れ ときめきもつかの間で
毎日同じように すり減る暮らしさ
それなりに楽しいけど
何かが違うと告げる 心の声に耳をかさず
いつしかそのことさえ 忘れていたんだ
ビルの中を走る毎日に
かっこばかりの プライドなんて
流行の服と 同じ重さだよね
自分の足で 歩くことは
僕だけができることさ
歩く速さで 君を愛したい
急がずに 想いを重ねて
歩く速さで 生きていきたい
時には星を 見上げて
時には星を 見上げて
できたら 君と一緒に
ふたりのスピードで