透 き 通 る 記 憶 〜 my lonely christmas 〜

                                       恭子

透明な季節に 心まで凍るよ 今夜君にすべて 話してしまおう 二人の想いは いつからこんなに 擦れ違いのまま 時を重ねたの? 裏切る勇気など なかったはずだった 記憶が薄れていく 時間が恨めしい 言葉も失った 二人の選ぶ道は 別れしかないと 夕べ気がついた 灯りともる聖夜の 澄んだ季節の中 震える指先で 涙にふれた 言葉などいらない 君はそう言ったね 「もうなにも信じない 信じたくない」と 透き通る記憶に手を伸ばしたけれど 指をすり抜けて もう どうしようもない 今、街は聖夜の メロディに包まれ 君の肩に触れる 術(すべ)もなくした 今、街は聖夜の メロディに包まれ 君の肩に触れる 触れる 術もなくした



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