■ 中高生の勉強方法~通信教育教材をためない方法
本サイトでも紹介している進研ゼミやZ会などの通信教育教材は学校以外の学習手段として、多くの方が利用されていると思います。せっかく受講している教材をきちんとこなしていきたいと誰しも思います。ただ、部活や友達との付き合いなど何かと忙しい中高生にとってはなかなか思う通りにはいかないものです。
親としても送られてくる教材が手付かずの状態ではせっかくお金をかけても意味がないものになってしまうことは悩みの種だと思います。
このコラムではどのようにすれば通信教育教材をためずにきっちりこなしていけるかということについて考えてみます。
【通信教育教材の選択】
通信教育教材の多くは毎月あるいは数ヶ月毎にテキストや問題集、添削問題などの教材が送付されてきます。これらの分量は教材によってまちまちで多いものから少ないものまであります。
定期的に送られてくる教材を無駄にしないためにまず考えるべきことは自分にあった分量の教材を選択することだと思います。無理をして分量の多い教材を受講しても、こなせないのは目に見えてますし、自分自身もやりきるのにハードルが高すぎて取り組む前からやる気が失せてしまいます。
次に考えることとしては教材のレベルを自分の学力に合ったものにすることです。生成期を上げようとしてつい難易度の高い教材を受講してしまいがちですが、自分の学力に合っていないとなかなか進めることができず、この場合もやる気が失せてしまいます。
もちろん自分の学力よりレベルの高い教材に意欲的に取り組むことで、逆にやる気が出る場合もあると思いますが、このような場合はそもそも教材をため込んだりはしないはずです。
上記のようにまずは自分にあった教材を選択することが重要です。
【計画を立てる】
例えば毎月届けられるような教材を選択した場合、一月の中でいつくらいまでにどこまで終わらせないといけないかということはペースとしてつかめてきますが、忙しいとついつい後回しにしてしまい、計画倒れになることがよくあります。
まずは無理のない計画を立てることが重要です。無理のない計画とは毎日ほんの20-30分だけでも取り組む時間を確保するということです。毎日少しずつ取り組むことが長続きするコツですし、短い時間で集中的にやることが最も効率的な方法であると言えます。
こうすることで勉強のペースがつかめ、勉強することが習慣づいてくると思います。
【目標の明確化】
中学生であれば高校受験、高校生であれば大学受験と目標はあるものの、1・2年生の時期はまだまだ先に思えてしまい、目標としにくい部分があると思います。通信教育教材の多くは毎月の通信添削の得点が全国のランキングになっていたり、学力テストなども実施されたりします。
自分の位置を把握することが目的ですが、どんどん順位を上げていくことがモチベーションになったりします。なかなか順位が上がらない場合は目標にしずらいですが、毎回きっちり添削問題を提出したり、テキストをやりきったりすること自体が目標になったりもします。
【完璧を目指さない】
自分に合う教材を選択し、ばっちり計画を立てたとしても最初の数ヶ月は意欲的に取り組んでも徐々にだれてきてしまうことがよくあります。このような場合には無理に全てをこなすことは諦めて、できる範囲に絞ってみると気が楽になり、取り組みやすくなります。
レベルを下げてみるとか受講している科目を減らしてみることも必要です。無理にハイレベルのコースを受講しても自分に合っていなければ結局身に付きまっせんし、継続もできません。コースのレベルを下げてもその範囲できっちりできるようになれば、十分実力はつくはずです。
また、あれこれ浮気をしないで受講している教材一本に絞り、添削問題などの復習をきっちりやりぬいていくことも成績を上げていくのに効果的です。なにより継続して取り組むことができれば必ず成績は上がっていくものです。
⇒ その他のコラムはこちら