■ 学習のポイント(4年生算数)
【小学4年生の学習内容】
小学4年生における算数において、ポイントとなる点とその対応について、私(管理人)の長男の勉強を見ながら感じたことを挙げてみます。
小4で学ぶ算数の主な内容は
・割り算の筆算
・小数/分数
・図形(円、球、平行四辺形、台形などの面積・角度)
・折れ線グラフの活用
・式と計算/概数
といったところになります。
このような内容において今後の算数の実力を左右する重要な項目は小数/分数と式と計算/概数だと思います。
【小数/分数の重要性】
まず小数/分数ですが、計算の仕方はもちろんのこと小数や分数の考え方を使った文章題、例えばチャレンジ4年生の赤ペン先生の添削問題にあった
「子どもとお母さんの年齢が合わせて48歳で、お母さんは子供の3倍の年齢です。子供の年齢はいくつでしょう。」
というような問題は中学入試の問題などでも考え方は形を変えていろんな問題で出題されます。
計算の仕方は反復練習すればわりとすぐに理解できるのですが、文章題で出てくるとなかなか理解できませんでした。このような問題は図を書いたりしながら解いていくように指導されますが、図の使い方も含めてこなせるようになるには時間がかかるように思います。
この部分を理解できているかどうかが小学校5・6年さらに中学においても算数を苦手に感じてしまうかどうかの分岐点になると思います。このような意味からも小学校で学ぶ算数全体を見ても小4で学ぶ内容が非常に大きな位置を占めるのではないかと思います。
【式と計算/概数の重要性】
もう一つの重要な項目である式と計算/およその数ですが、これは計算のかなめになる概数の感覚を身につける上で重要な内容です。例えば88÷27という計算を考えるとき、88をおよそ90として商が3であるということの見当をつけることで、計算の速さや正確性を身につけることができます。
小4以降では計算する数の桁数が増え、筆算を使うケースが増えてきます。正確な答えを早く導き出すことのできる計算能力は算数の基本中の基本で、複雑な文章題などの応用問題を考える上でも役立ちますし、なにより計算能力が低いと正確な答えが出せないばかりか、テストでも最後の詰めの部分でのミスにつながってきます。
【親のかかわり方】
以上のように非常に重要な内容を4年生で学んでいくわけですが、内容が難しくなっていくことで、当然ながらつまづくことも多くなります。このような場合、子供が学校で先生に質問したり家庭学習教材などを使って自力で克服できれば問題ありませんが、つまづいたままあきらめてしまったり放っておいたりすると算数に対する苦手意識を作ってしまうことになります。
できれば親がどの辺りでつまづいているのかを早めに気付いてあげれば、助け舟をだしてあげることができます。ただ、4年生くらいになると低学年と違い、自力で克服させてあげることも大切なので、つまづきを克服するヒントを与えてあげたり、常に子供の理解度を把握しておくことが親のかかわり方として適切なのではないかと思います。
私(管理人)の長男も上記のような文章題がなかなか理解できないようなのですが、解き方のポイント1回教えるだけではなく繰り返し問題をさせたりしながら理解度を把握するようにしています。
また、チャレンジ4年生を使っているのですが4年生からは自分で答え合わせをするようになっています。これは自分で間違った部分を確認して修正していくという、今後の学習スタイルの基本姿勢を身につける上で大切なことだと思います。
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