■ 通信教育教材をためない方法
本サイトでも紹介している進研ゼミやZ会などの通信教育教材は学校以外の学習手段として、多くの方が利用されていると思います。子供に受講させている親としてはせっかく受講している教材をきちんとこなして欲しいというのが共通の願いだと思います。
ただ実際は送られてくる教材が手付かずの状態でせっかくお金をかけて受講しているのにまったく効果が上がらないということがよくある悩みだと思います。
このコラムではどのようにすれば通信教育教材をためずに子供がきっちりやってくれるようになかということについて考えてみます。
【通信教育教材の選択】
通信教育教材の多くは毎月あるいは数ヶ月毎にテキストや問題集、添削問題などの教材が送付されてきます。これらの分量は教材によってまちまちで多いものから少ないものまであります(「教材の評価」参照)。
定期的に送られてくる教材を無駄にしないためにまず考えるべきことは子供にあった分量の教材を選択することだと思います。子供にやる気がないのに分量の多い教材を受講しても、子供がこなせないのは目に見えてますし、子ども自身もやりきるのにハードルが高すぎて取り組む前からやる気が失せてしまいます。
次に考えることとしては教材のレベルを子供の学力に合ったものにすることです。親としては難易度の高い教材を受講させたいところですが、子供の学力に合っていないとなかなか進めることができず、この場合も子供のやる気を削いでしまいます。
もちろん自分の学力よりレベルの高い教材に意欲的に取り組むことで、逆にやる気が出る場合もあると思いますが、このような子供はそもそも教材をため込んだりはしないはずです。
上記のようにまずは子供にあった教材を選択することが重要です。
【計画を立てる】
例えば毎月届けられるような教材を選択した場合、一月の中でいつくらいまでにどこまで終わらせないといけないかということはペースとしてつかめてきますが、子供があまり乗り気でない場合には計画倒れになることがよくあります。
低学年の場合は親がある程度計画を立ててあげて都度声をかけていけばある程度はこなせると思いますが、高学年になると自分で計画を立てさせるようになってきます。計画的に進めることが苦手な場合、いつまでたってもやらずに終わってしまいがちです。
このような場合には子供の自主性に任せたい気持ちは抑えて高学年でもある程度親が関与していくことが重要だと思います。ペースがつかめてくれば子供に任せても自分で勉強する習慣がつくと思います。
【勉強する必要性を共有】
計画的に進めさせても子供自身がなぜ学校の宿題以外に余計な勉強をしなければならないのかという疑問に対して納得感を与えておかなければ、長続きしません。ある意味ここが一番重要なポイントだと思います。
親自身の経験から勉強をしておくことのメリットを整理して子供に伝えてみるといいかもしれません。勉強が嫌いな子供にはなかなか伝わりにくいですが、ことあるごとに話をしてみる必要があると思います。私(管理人)の場合もまさにこの部分で悩んでいるところです。
中学受験のような目標が子供と共有できていれば話は早いのですが、直近に明確な目標がない場合には将来子供がなりたい職業に就くにはどんな勉強が必要なのかを話してみるなどの工夫が必要です。
【完璧を目指さない】
子供に合う教材を選択し、ばっちり計画を立てたとしても最初の数ヶ月は意欲的に取り組んでも徐々にだれてきてしまうことがよくあります。このような場合には無理に全てをこなすことは諦めて、できる範囲に絞ってみると子供自身も気が楽になり、取り組みやすくなります。
親としてはせっかくの教材なので全部やって欲しいのは山々ですが、ここはその教材の必要と思われる部分だけでも継続していくことでもある程度の成果は得られると思います。
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