■ いつでもどこでも勉強はできる
【勉強する環境】
子供が小さいときは遊びながら、子供が気付かない内に、いろいろな知識や考え方を学ぶということが、親にとっても子にとっても、無理なく学習できると思います。このことは、子育てをしていると誰しも思うことではないでしょうか。
具体的には、トイレに地図を貼るとか、学習漫画を読ませるとか、昆虫を飼ってみるとか、いわゆる机に向ってする勉強ではなく、楽しみながら学力をつけていくというもので、昔から知らず知らずのうちに行っていたことです。
あまり勉強ができなかったり、勉強に対する意欲がない子供には問題集をやらせたりしても、いやがるばかりで何も身につかないどころか、逆にますます勉強嫌いになってしまいます。このような子供には特に効果的で、遊んでいるうちにいろんな知識や考える習慣が身についてきます。
少し変わったところでいえば、俳句、四字熟語、慣用句、ことわざなどいろんな種類のかるたが本屋に行けばおいてあります。このようなかるたで遊ぶことによって知らず知らずのうちに国語力が向上していきます。
【おふろポスターで実践】
私(管理人)も意識的にトイレやお風呂に地図や数字表、ひらがな表、アルファベット表などを貼っていました。特に子供の反応が良かったのはお風呂に貼っている世界地図で、お風呂に入るたびにクイズのような形で「ジャマイカはどこにある?」と質問して、ジャマイカがどこにあるかを兄弟で競って探したりしています。
さらに、野球のWBCやオリンピックなどで日本と対戦した国はどこにあるかを自分から確認したり、地図にある国旗を見ていて「なぜオーストラリアの国旗にイギリスの国旗が混ざっているの?」などと質問したりしてきます。それに対しては「昔オーストラリアはイギリスが自分の国にしていたんだよ」といった回答をしたりすることで、歴史の勉強にもつながってきます。
あと、お風呂ですることが多いのですが、算数も足し算や掛け算をクイズのような形で親から質問すると、ゲーム感覚で楽しそうに答えたりしています。また、ペットボトルを逆さまにして湯船の中に入れて、ロケットのように飛ばす遊びをしていたときも、なぜペットボトルがお湯から飛び出すのかということを説明してあげたりすると、水の浮力について頭の中にすんなり入っていきます。
このように普段の生活のなかでちょっとだけ親が意識をすれば、たくさんのことが楽しく勉強できるということは私も非常に実感しています。ここで紹介したおすすめの勉強グッズを以下に挙げます。
⇒おふろポスター
⇒かるた
【算数パズルにも挑戦】
以上のような楽勉以外にも、楽しみながらやるという意味で、知能を向上させるための算数パズルをやらせてみたこともあります。私がいいなと思ったのは以前、TBSの情熱大陸でも紹介されていた宮本算数教室の「賢くなるパズル」シリーズです。
このパズルはドリルのようにただ四則計算をするだけでは、なかなかやる気にならない子供も楽しんでできるという点と、計算しながら答えをいくつも考えて試す必要があるので、ドリルよりも深く考えなければならないという点が特徴です。テレビで見た際には宮本算数教室の低学年の子供たちがひたすらこのパズルに取り組むことで自然に計算力、思考力、集中力が身に付くという効果が紹介されていました。私には「百ます計算」の陰山メソッドに匹敵するインパクトがありました。
私自身も実際に書店で購入してやってみましたが、大人でも頭の体操になり、上級レベルになるとなかなか解けなくて、ハマッてしまう感じがよく分かりました。早速、子供にもやらせたところ、最初はルールに戸惑っていましたが、やり方が分かると、ゲーム感覚で取り組んでいました。パズルを解く過程で何度も何度も計算をしたり、どのマスにどの数字を入れればよいかじっくり考える必要があるので、非常にいい教材だと実感しました。
この教材はいろんな種類があり、おすすめのパズルを以下に挙げます。
⇒宮本算数教室「賢くなるパズル」
※DS版以外はいずれも初級・中級・上級があります。
ここで紹介した楽勉グッズの他にも、歴史や伝記、物事のひみつなどの学習漫画も子供の反応はいいです。また、テレビを見すぎるという場合にも、なるべく親が一緒になって見て、その内容にあった問いかけや子供の質問に都度都度対応していくことも楽勉になると思います。
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