私の野営様式


ショートカット
前書き
ツーリングを始めたキッカケ
愛車の紹介
私の野営様式
 

前書き



どーも、始めまして。
わたくし、いんちょと申します。
ちなみに、年はまあまあいっています。
勿論、ナイスなミドルではありません。

という訳で、このHPは私『いんちょ』の趣味である、二輪での野営旅の日々を綴ったHPです。
要は、ツーリング日記がメイン、というか、ほぼそれだけの場所という事ですね。

そしてこのページでは、私がどんなスタイルでツーリングをしているのかを説明しています。
何故わざわざこの程度の事にページを割くのかというと、それを説明しないと、読んだ方のツーリングスタイルによっては全く参考にならないと思ったからです。
具体的に言えば、車でツーリングをする方の参考にはならないという事です。
また、パニアケース装備のリッターバイクでツーリングをする方の参考にもならないと思います。(僻んでいる訳じゃありませんが)
かといって、貧乏旅行を地で行っている方の参考にもならないでしょう。(貶している訳でもありませんが)
更に言うなら、年単位で旅をしている方の参考にもなりません。(とても羨ましいですが何か)

というのも、このHPは、適当な予算で、適当な日数を、単車に荷物を積んで一人旅する、一応は社会人である私が、作っているからです。
そんな中途半端な場末のHPですが、もしもこのHPを見た方が少しでもツーリングに興味を持ってくれれば、あるいはツーリングをする際の参考にして貰えれば、幸いです。



ちなみに長年勤めた会社が倒産して無職となった後、半年掛けて日本一周を達成したりしています。ハハ……
 

ツーリングを始めたキッカケ



とある本屋で、寺崎勉という人の書いた「さすらいの野宿ライダーになる本」という本を立ち読みした事が、私がキャンプツーリングに興味を持ったキッカケでした。
で、この本に思いっきり影響されて、私はツーリングを始めた訳です。

ただこの本、決して初心者向けではありません。

正確にいうなら、初心者がこの本通りにツーリングしようとするのは、少々厳しいという事です。
少なくとも、キャンプ場でキャンプを一度もした事がない人には、あまり向かないかと。
ちなみの当時の私は、終電を乗り過ごした際に駅近くの神社で夜を明かした経験があるくらいでした。
その時、近くに落ちていたダンボールに包まりそれがとても暖かかった事を、今でも覚えています。

ともあれこの本、こう言っては何ですが、この本の通りにツーリングをしようとすると、無駄に苦労する事が多いのです。
そう、この本に思いっきり影響された私は、初めてのツーリングでもキャンプ場のような軟弱な場所には泊まらず、適当な場所を苦労して探し出し、野宿を行いました。
一泊程度ならわざわざ米など持って行かずとも食事はインスタントラーメンで十分なのに、それでも敢えて米を炊いて食事をしたものです。
オカズは勿論、サンマの蒲焼の缶詰でした。

とまあ何にせよ、こんな感じのキッカケで、私はツーリングを始めたのです。
あれから既に十年以上。
いつまで続けるのか続けていられるのかは分かりませんが、例え年に一度程度の十日前後のツーリングでも、まだまだ止めるつもりはありません。

日本一周、しちゃいましたが。

ともあれ、良かったらこれからもお付き合い願えればと、切に思います。
 

愛車の紹介


以下に、私の愛車を紹介します。

私の愛車

二代目の私の愛車、KawasakiのバリオスU。

車検が嫌なのと街中で走る事を考え、排気量が250ccの無難なネイキッドを選んだら、これになった。

荷物を積載した時の私の愛車

ツーリングの時はこんな感じになり、これにデイバッグを背負う感じ。(2009年当時)

リアバッグとそれを固定するストレッチコードだけが、初めてツーリングをした時の物と同じで、あとはバイクを含めて全て買い換えている。

更に荷物を積載した日本一周時の私の愛車


背負っていたデイバッグ分の荷物をリアバッグに載せるようになり、更に荷物が増えた。(2013年 真・日本一周時)

荷物が増えた分キャンプ時は快適になったが、荷物を積み上げた分Uターン時にコケやすくなり、立ちゴケも増えた。

しかし、今となっては立ちゴケくらいで動揺しないのである。

それは、きっと悲しい事なのだろう。



私の愛車だった初代

今は亡き我が初代の単車、Kawasakiのバリオス。

これは1999年に初めてロングツーリングをした時の物で、カメラもデジカメではないのが写真の縦横の対比から分かるだろうか。

この写真を撮った約一週間後に、事故って廃車となるのであった。

ツーリングに持って行く荷物も積み方も少しずつ変わっていき、そして何より増えました。

最初期

初期

中期

後期

分割日本一周時

真・日本一周時

 

私の野営様式



上記でも述べていますが、私は野宿の達人である寺崎勉という人の本に感化されて、ツーリングを始めました。
当然その本には、とても影響されています。
その為、最初はキャンプ場のような人のいる場所には泊まらず、必ず野宿をしていたのです。
とはいうものの、一口に野宿といっても、実は色々なスタイルがあります。

初期の野宿の様子

自分の場合は、こんな感じで野宿をしていた。

当然、炊事場がある訳もなく、三リットルのポリタンクで水は用意していた。

当然、トイレがある訳もなく、地面に穴を掘って野グソをしていた。

初めての野宿の様子

初めて野宿をした、自分にとっては記念すべき場所で、お気に入りの野宿スポット。

そして、それから十年以上。

今ではススキや草がボウボウとなり、テントを張れる場所などもはや無い。

ちなみに、写真は三脚によるものである。

初期の野宿の様子その2

千曲川の川べりにて野宿をした時のもの。

川原で野宿をする時、場所探しに意外と苦労をする。

テントを張れ、かつバイクで降りられ、更に人目がない場所を探すのは、本当に苦労をするのだ。

とまあこんな感じで、私の場合は、人のいない場所にテントを張って野宿をします。
ですが、人によってはテント泊など野宿ではなく野営だ、という方もいるでしょう。
それこそ、適当な場所でシュラフに包まるだけで夜を過ごす、といった強者です。
あるいは、シュラフなどといった軟弱なものは使わん、といった猛者もいるかもしれません。
また公園や道の駅といった場所で、人のいるいないにかかわらず、とにかくテントを張ってしまう方もいます。

ともあれ、私の野宿は、まず人の(なるべく)いない場所を探す事から始まるのです。

というように初期の頃は野宿に拘っていた私ですが、初めて北海道へツーリングに行った時、私は初めてキャンプ場に泊まりました。
その時私は、心から思いました。
なんて楽なんだ、と。
何しろ、蛇口を捻れば水が出るのです。
クソをするのに、穴を掘る必要がないのです。
そりゃあ、楽に決まっています。

ってな感じでキャンプ場の利便さを思い知った私は、それからツーリングではなるべく無料キャンプ場に泊まるようになったです。
とにかく楽なのですよ、いやホントに。

当時はこんな感じで、人のいないマイナーなキャンプ場を渡り歩いた。


人のなるべくいない無料のキャンプ場である事に拘ってはいましたが、とにかく昔の私にとって、キャンプとはただ寝るだけの、ツーリングの“ついで”でしかなかったのです。

そんな私だったのですが、最近は少し考えが変わりました。
キッカケは、このサイト。(ツーリングライダーには、絶対お勧め!)
で、思った訳ですよ。

キャンプそのものを楽しんでも良いのではないか、と。

何しろ世のキャンパーは、大抵がキャンプそのものを楽しんでいます。
そういったキャンパーは家族連れが多く、ソロキャンパーでそうする人は少ないのでしょうが、それでもその人達は、食事を作る事を楽しんだり、焚き火を楽しんだりしています。
で、自分も試して見ようと思った訳です。
これからのツーリングでは、キャンプそのものも楽しんでみようと。

最近のキャンプ場にて(2008年)

で、こんな感じになった。

タープの使い勝手が良い感じで(特に雨の日)、写真には写っていないがエアマットも良い感じ。

それより何より、私の座っている背もたれ付きのイスが本当に便利。

寄りかかっても背中が痛くない背もたれでなければ全く意味はないが、これが本当に良い感じなのだ。

そして、キャンプそのものを楽しむなら、無料のキャンプ場に拘るのも意味が無くなって来るのです。
無論オートキャンプ場のような一泊5,000円なんて所は論外ですが、一泊500円くらいなら別に良いのではないかと考えるようになりました。

最新のキャンプ場にて(2009年)

で、今ではすっかりこんな感じ。

テーブルが増え、イスも更に立派になった。

ただ近くに、それこそ徒歩圏内に温泉があったりする便利なキャンプ場では、例えシーズンを外してもなかなか一人にはなれない。

装備が大分充実してきたのだ。


とまあ、こんな感じで、今ではすっかりキャンパーです。
正直、野宿をする事もなくなってきました。
何しろ野宿よりキャンプ場の方が、遥かに遥かに楽なのです。もうホントに。

ただ苦労が減った分、思い出に残るものも減ったのは確かです。
もしかしたら、快適なキャンプであればある程、記憶に残るものは少なっていくのかもしれません。
また、快適なキャンプ場にばかり泊まろうとすれば、それはもう自由気ままな旅とはいえないでしょう。
何故なら、宿泊地となるキャンプ場に、予定が縛られる事になるからです。

所詮、私はへなちょこライダー。

……でも実は最近、また少し考えが変わって来ました。
行き当たりばったりで良いじゃないか、と。
これからは、またしなくても良い苦労をする破目になるのかもしれません。
ですが、あるいは、それこそが、旅というものなのではないでしょうか。

いや、程ほどが一番だという事は分かっているんですけどね。



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