いんちょのツーリング日記
四国編
その2
2007/3/29 晴れ
うつらうつらと、寝ては起きてはまたうつら。
といった感じの繰り返しで、6:30に起床した。
フェリーでの朝は、そんな感じ。
好きで起きた訳では、無論ない。
四国の「徳島港フェリーターミナル」に到着予定時刻が13:30。
それまで適当にフェリーの中で時間を潰し、ようやく到着する。
実にテンション下がった。
その所為だろうか。
日記代わりのメモには、この辺りから散文的というかやる気なしというか、いい加減な事しか書かれていなかった。
そんな訳で、ここからは当時の事を思い出しながら筆を走らせる事にする。
キーボードだけどね。
取り敢えずは、徳島港から徳島駅に向かった。
そして、早速道に迷った。
まあ、いつもの事である。
それにしても、午後に到着するとその日一日は何も出来ない気がする。
野宿は、場所を探すのが面倒くさいのだ。
ともあれ徳島といえば、やはり徳島ラーメンであろう。
ちゃんと色々調べてきたのだ。
まずは「いのたに」そして「ふく利」あるいは「三八」と、徳島ラーメンは量が少ないので、食べ歩きをする予定である。
が、予定は未定。
キッチリ住所は調べてあるのに、結局場所が分からなかった。
肝心の地図がツーリングマップルだったので、住所だけでは分からなかったのだ。
やはり、14万分の1の地図では厳しかった。
本当に、厳しかった。
やむなく、諦めた。
薄々気付いてはいたのだが、住所だけでなく大体の場所や道筋も調べておくべきだったのだ。
また、同じ過ちを繰り返してしまった。
何とかなると甘く考えていたのが、間違いだったのだろう。
と思ったら、道すがら偶然「ふく利」を見付けた。
おお、何とかなってしまった。
ラッキー。
Uターンをして、店近くに駐車する。
が、店は閉まっていた。
なんと、夕方からだった。
現在、15:00。
とても待ってはいられなかった。
よって、再び諦めた。
残念。
今日の予定としては、徳島港→徳島駅→ラーメン×2〜3店(昼食)→鳴門の渦潮→ラーメン×1〜2店(夕食)→キャンプ場といった感じだったのだが、とても無理っぽい。
さーてどうすっかなあ、と考えながら走っていたら、道中再び「ふく利」を見付けた。
おお、ラッキー。
そそくさと店近くに駐車し、店に走る。
が、店の扉に張り紙を発見。
今日は売り切れ店じまい、との事。
よって、泣く泣く諦めた。
というか、ほんのちょっぴり泣きたくなった。
がっくり。
結局、適当な店に入って適当に食った。
一応徳島ラーメンだったが、ふ〜んといった感じであった。
ハハン。
現在、16:00。
今日の日の入りは、18:00頃。
そろそろ先を急がないとヤバイので、ラーメンと鳴門の渦潮は諦める。
暗い中知らないキャンプ場を探すのは、たまらなく惨めな気分になるのだ。
雨でも降ったら最悪だ。
道中、新鮮な海の幸が食べられるとツーリングマップルにあった「びんび家」という夕食には良さげな店を見付けるが、これも諦める。
本当に残念。
今日の宿泊予定地は、香川県の「とらまる公園キャンプ場」である。
広い公園の中の一画にある小ぢんまりとしたこのキャンプ場、いかにも家族連れの為といった感じで私的には余り好きではないタイプだが、明日は讃岐にてうどんをたらふく食いたい身としては、ここが丁度良いのであった。
ってな訳で17:00にそこに到着し、テントを立てた。
ああ、疲れた。
テントの横で折り畳み椅子に座り、夕日を見ながら一服する。
陽の落ちる様を眺めがら煙草を燻らせ、思う事は只一つ。
腹減った、である。
取り合えず、近くの(あくまでバイクでの話)翼山温泉に行って、帰りに適当に夕食を取ろうかと思う。
で出発したのだが、んで何度も何度も同じ事の繰り返しで恐縮だが、また道に迷った。
で、諦めた。
今日の夕食は、途中温泉への道を尋ねたたこ焼き屋のたこ焼きのみ。
ぼそぼそと食ったが、当然腹は満ちない。
……インスタントラーメンでも食うか。
こんな感じで、四国での第一夜は更けていきましたとさ。
その3へ続く
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