いんちょの
ツーリング日記
北海道編Part3
その6
2005/6/28 ピーカンの晴れ。(やったね)
今日は、休養日と決めていた。
事故予防には、ゆとりを持った日程が大切なのである。
そんな日に限ってハレ晴レとは、ユカイに皮肉だが。
という訳で、今日は一日ごろごろしていようと思う。
起きては、ごろごろ。
風呂入っては、ごろごろ。
モーニングコーヒーを飲んでは、ごろごろ。
もいっちょ風呂入っては、ごろごろごろ………飽きた。
軽く走りに行く事にした。
正午、知床峠へ出発である。
知床峠に着きました。
でも、霧でなんにも見えません。
この霧の向こうには、国後島がある筈なのですが………
昨日から霧づいております。嬉しくないなあ。
ちなみにここまでの道のりである「知床横断道路」、評判のワインディングです。
私には、関係ありませんが。
だって私は、へっぽこライダー。
次は、オシンコタンの滝に行った。
駐車場からすぐの所にあるのは良いのだが、また滝を間近に見れるのも良いのだが、
更にはマイナスイオンがバリバリっぽいのも良いのだが、余り期待してはいけません。
まあ、滝ですから。
国道244号を経由し、中標津へ向かう。
森の中を走るこのルート、良い感じである。
昨日は走りを楽しむ余裕が全く無かったので、その分も堪能したい今日この頃だ。
ところで、北海道でも有数なこの道を、皆さんはご存知だろうか。
中標津の開陽台近くにある、ここ「北19号線」。
真っ直ぐな道として北海道でも一・二を争う道であり、初めて北海道に来た時にも訪れた思い出深き道でもある。
初めて来た時には、本当に凄いなあと思ったからね。
ちなみに真っ直ぐというだけなら北海道には結構あるが(おそるべし北海道)、絵になる場所となると話は違うのである。
いささか小腹が空いたので、「ラーメン丸福」にて特味噌なんとかチャーシューメンを食す。
このラーメン屋、0円マップに載っていたのだ。
で、お味の方ですが、まあ普通に美味しいです。
0円マップでは絶賛されていましたが、さすがにそこまでの物では無いのです。
なんかケチつけてばっかですが、私の味噌ラーメンの基準は「すみれ」なんですよね。
超有名なこのお店、私は神奈川県の新横浜にあるラーメン博物館にて食べたのですが、アレは本気で美味かった。
謂わば、ファーストインパクト。
あの時の衝撃が凄かった分、どうしてもね。ええ。でも普通に美味しいですよ。ハイ。
………さて、帰りますか。
帰り道、近くの店でソフトクリームをデザートに頂いてから、
知床の道の駅「知床・らうす」にて、夕飯として「馬鹿陶板焼き定食」を食した。
要は、エゾ鹿と海馬の焼肉定食だが、無論味を求めての物ではない。
当然、お味の方も言うまでもない。
で、キャンプ場に帰ってビックリ。
何と、場内にエゾ鹿が闊歩していたのだ。
そう言えば、キャンプ場の案内板に時々出るので餌を与えないようにとか書いてあったのを見た覚えがある。
とか何とか思っていたら、目が合いました。
………ああ、さっきコレ食ったんだよなあ。
妙に感慨深かった。
気付けば、鹿から目を逸らしていた私。
コレがああなるのか、なんて考えが頭をよぎったのである。南無。
あとは温泉入ってビールを飲んで、すやすやすやと寝るだけです。
それにつけても小ぢんまりとしたこの温泉、いつ入っても混んでいる。
日の出と共に入浴しても、4・5人はいるのだよ。やれやれ。
まあ、グチはここまで。
お休みなさい。
夜中、尿意をもよおしトイレに立つ。
用を足し、テントまでへの帰り道。
何気なく、ふと何気なく夜空を見上げる。
そこには、満天の星があった。
これ程の星空を見るのは、生まれて初めてだった。
首を上げ、真上を向く。
今まで見た事の無い、星空。
少々首が痛かったが、目が慣れると星が落ちてくるかのような錯覚を覚える。
それほどの星空だった。
北海道に来て良かったと、心から思った。
その7へ続く
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