いんちょの
ツーリング日記
北海道編Part3
その3
2005/6/25 晴れ
3:00 起床。
いくらなんでも早過ぎると、二度寝をしました。
で、5:00起床。
ところでこの「上士幌町航空公園キャンプ場」だが、ここはとても良い所だ。
8月に熱気球フェスティバルが開催される場所であり、全面芝で、しかも手入れもされていて、良い感じ。
トイレもキレイで水洗で、紙まであってもうビックリさ。
炊事場も見目良く屋根まであって、更には温泉(有料)やコンビニも近くにあり、(←バイクでの話ね)
もう言う事無しである。
目覚めの一服をし、モーニングコーヒーを飲むべく湯を沸かそうとしたら、ストーブが使えなかった。
事件発生である。
ストーブと言うのは、キャンプや山登りの為の携帯コンロとも言うべき物で(ちと違うか)
燃料がガソリンタイプの物とガスタイプの物がある。
そして、私のソレはガソリンタイプの物なのだが、それが使えなくなっていた。
いくらポンピング(ストーブに空気を送る事。自転車のタイヤに空気を入れる様なものである)しても、
空気が溜まらないのである。
何故だろう。
………オイル、注して無いからなあ。
やはり、手入れは大切だった。
出掛けに注しておこうとは、思ったんですよ。
いや、ホントに。
しかし、困った。
ストーブが使えないと言う事は火が使えないと言う事であり、つまりは自炊が全く出来ないと言う事である。
結構ピンチだ。
この辺りに、アウトドアショップか山岳用品店はあっただろうか。
………無いだろうなあ。
でもまあ、なんとかなるだろう。
という訳で、今日はここにもう一泊するから、テントはこのまま。
少々の不安を抱えながらも、6:00出発。
まず目指すのは「ナイタイ高原牧場」である。
この牧場、キャンプ場のすぐ近くにあるのだが(あくまでバイクで)、その大きさ何と東京ドーム358個分の広さを誇ると言う。
実際、のどかな良い所だった。
宗谷丘陵に似ているなあ、なんて事を思いながら走った。
見渡す限りは緑々。
朝早かった所為か、牛は余り見かけなかった。
で、レストハウスも閉まっていた。
7:00ちょい過ぎだし、無理はない。
レストハウス営業時間は10:00〜17:00
ソフトクリームが有名だが、当然食べられなかった。
ぎゃふん。
でも、のどかで良いトコ。
もう一度行っても良いなあ、と思える所だった。
平和な場所です。
ところで、これだけ広いと固定資産税とか大変じゃないかなあとか、ナイタイブランドって聞いた事ないなあとか、
業界じゃ有名なのかなあとか、色々余計な事を考えてしまったのは、景色の良さのなせるワザでしょうか。
余計なお世話である。
いや、全く。
次に目指すは「三国峠」である。
ここは、初めて写真で見た時から一度は走ってみたい場所だった。
ちなみに、道内最高地。
樹海の中を走る道は、とても気持ちが良さ気である。
事実、良かった。
ここに来るまでのR273も良かったし、原生林の上を通る陸橋を走るのが、また素晴らしい。
あくまで走るだけの場所だが、とても良かった。
ただ、この辺りにはガソリンスタンドが無いので、注意しよう。
さて、次に目指すは帯広にある「新橋」という店の豚丼なのだが………
せっかくここまで来たのだからと、石北峠の石北味噌ラーメンを食す事にした。
ツーゴーの0円マップにのっていたので、少しだけ期待。
で、頂きましたが………
普通の味噌ラーメンでした。
ええ、もう全然。
サッポロ一番よりは美味かったが、決して期待してはいけない。
なにより、これを目当てに来てはいけない。
裏切られてしまうから。
あくまで、たまたま、偶然食した時「まあ、イイんじゃん」となる感じだ。
そういや0円マップにも、決して美味いとは書いていなかったなあ………
峠自体も、こじんまりとした感じ。
熊のハクセイと一緒に写真が撮れるのが、良いと言えば良いです。
で、今度こそ帯広の豚丼を目指そうと思ったのだが、せっかくここまで来たのだから、
せっかくだからと層雲峡の滝を見に行く事にした。
ガソリンもいれなきゃいけないしね。
ンで、層雲峡である。
ここは、良い。
とても、良い。
何と言っても、パーキングからすぐの所が素晴らしい。
場所も分かり安く、歩く必要が無いのだ。
滝自体も良かったしね。
さて、今度こそ帯広の『新橋』で豚丼である。
今まで来た道を逆走し、帯広へ向かいひたすら南下する。
ちなみに、豚丼で有名な店であるこの『新橋』、路地を入った所にあるのでご注意を。
もっとも住所さえ把握していれば、帯広駅周辺の交差点には必ず「西2南4」と言ったような
現在位置が分かる標識が信号機に付いているので、探しやすいと思います。
さ〜て、ようやく豚丼だが、いざ注文をしようとした時、ふと魔が差した。
豚丼が美味いなら、とんかつも美味いのではないのか、と。
そう、とんかつは私の大好物。
美味いとんかつ、食べたいのです。
なモンで頼みましたよ、カツライスを。(とんかつはメニューに無かった)
大盛はいかがとにこやかに勧められ、お願いしますと答えたら支払い時有料だった事は、まあご愛嬌。
店員さんが飲み物はいかが等、非常に感じ良く色々と勧めてきたりしますが、全ては有料なのでご注意を。
ところで皆さん、後悔先に立たず、という諺を知っていますか?
私は、知っています。
というか、思い知らされました。
ええ、もう駄目です。
ここのカツライス、駄目駄目です。
カツを揚げる技術は全くの別物なんだなあ、と思い知らされました。
ええ、ホントに。
豚丼屋では、北海道で一、二を争う老舗なのになあ………
悔しかったので、豚丼スペシャル\1,500を、持ち帰りに頼んだ。(ここのメニューは全てお持ち帰りOK)
ちなみにここの豚丼の値段は、
並¥700。
肉盛¥900。
特盛(肉・ご飯大盛)¥1,000。
スペシャル¥1,500。
超スペシャル¥2,000。
となっている。
ところで、特盛とスペシャルの違いを店の人に訊いたら誤魔化された。
ハハン。
ちなみに、超スペシャルはラーメンの丼で出て来たりするのだ。
ビックリさ。
お持ち帰りの豚丼は、今日の夕食。
ストーブが使えないので、自炊が出来ないのである。
ストーブにオイルさえ注しておけばなあ………
あるとは思えないが、念の為、帯広に山岳用品店かアウトドアショップがないかを交番で聞いた。
そうしたら、あった。
ホーマックという店である。
でもここ、アウトドアショップというよりホームセンターで、その一角にアウトドアコーナーがあるだけだった。
でも、オイルはあったから問題無いね。
無事、ストーブが使えるようになりました。
めでたし、めでたし。
あ〜、疲れた。
調子に乗って、キャンプ場近くの「竜の子荘温泉」に行った。
日帰り入浴¥350。
まあ、良いお湯でした。
テントに戻ったのが、18:00。
一息吐いた所で、雨が降り始める。
まあ、良いタイミングだこと。
明日には晴れると良いが、どうだろう。
お天とさんには、かないやせんぜ。
今日の夕食、豚丼スペシャルを食べ(冷めてはいたが、やはりここの豚丼は美味い)ビールを飲んだら、眠くなった。
現在の時刻、19:30。
少しだけ、横になろう。
………で、起きたのが25:00。
一眠りじゃ無いって。
何もする気が無くなったので、残りのビールを飲んで寝ました。
明日は、晴れますように。
今日は、星が見えない。
それにしても、セキが止まりません………
その4へ続く
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